2023.03.17

Australian Exploraiton Geoscience Conference(AEGC)に参加しました

オーストラリア ブリスベンで開催されたAEGCに参加しました。

日本国内に例えると資源地質学会、物理探査学会、地熱学会が一緒になったものと捉えるのがわかりやすいかもしれません。

産・学・官が一体となって、地下構造推定に関する課題と新技術について議論する会合です。

参加者には米Newmont、豪BHPBillitonといった資源メジャーをはじめとして、オーストラリアジュニア企業※1、測定器開発メーカー、システム開発企業、州政府、大学、そして個人など地球科学に関わる様々な事業領域から多くの参加者が来場していました。

口頭発表やポスターセッションだけではなく、ワークショップと呼ばれる参加型の知見習得の機会も多く設けられ、現場実務的な課題を抱える企業・個人が参加していました。

私たちは、Seismic(地震波)、Airborn Magnetism(空中磁気科学)、Geohemistry(地化学)、Machien Learning(機械学習)をキーワードとして、最新の知見と新技術の動向、そしてグローバルに共有されている将来的な課題とその対策の流れを知るために本会合に参加しました。

詳しくは別途事例集、技術開発に掲載していますのでご覧ください。

また、本件に関するご質問などはお問合せフォームより随時ご連下さい。

※1 ジュニア企業 一般的にはカナダ、オーストラリアにおける株式市場に上場した資源探査専門企業を指します。

世界的には鉱石の採掘(生産)を行う鉱山会社、そしてそれら鉱石を探すことに特化した探査企業とに事業領域が分かれています。

探査企業は金属鉱床を探すことに特化しているため、製品やサービス等、日本でいうところのキャッシュを生み出すサービスを提供していません。

カナダ、オーストラリア、南米諸国、インドネシアのような鉱業国(鉱山による採掘を国の重要な産業としている国)はこれらキャッシュを生み出さないが大きな事業機会を生み出す可能性のある探査企業をサポートするため、資金調達の場として株式市場(TSX,ASXなど)を整備しています。